20170610

■ 洗礼 ■

どもども。より良い栽培環境を求めビニールハウスを建てました。自宅の管理会社もうるさいし、もう全ての植物を移動しましたよ。。。ハイエースで2回。そして、自宅に植物が全く無いこの喪失感。。。出勤前に株の状態をチェックしたり、水を与えたりという事がなくなったので全く早起きしなくなりましたね。ベランダに出ることも少なくなりましたので、自分が徒長し、若干老けた気すらします。

自宅のベランダは日の出から12〜13時くらいまで直射日光があたり、午後は完全に日陰という環境でしたので、今まで5〜7時間(置き場所で差がある)という日照条件の中、徒長させず色を出すためにいろいろと工夫してきました。大鉢は用土の排水性をかなり良くし、灌水は用土が乾ききる直前までおさえ肥料もほとんど与えない、所謂「締めて育てる」に準ずる方法を取っていました。もちろん株の大きさ・根の量・品種によって調整して管理していましたが、全体的にはスパルタ気味の管理。しかし現在は環境が変わり、今まで通りの締め気味管理では危険な事を痛感しています。ハウスは朝6時から日没まで常に直射ガンガン=FULL SUNなので日照時間は今までの倍になりました。ディッキアにとってはかなりの環境の変化です
早速その洗礼を受けたのがこちら

20170208

■ 冬の管理_失敗編 ■

ディッキア育て始めて4回目の冬、一年前の冬は大事な株は日当たりの良い室内で管理し、大きい株はベランダに置いたビニールをかけただけの簡易温室と完全軒下のスパルタ管理でちょっとした下葉・葉先の枯れくらいで大きなダメージは皆無のまま無事越冬しました。

自宅の環境 
都内東向きのベランダで、冬季は朝8時〜12時くらいまで直射日光が当たります。最高30度最低0度くらい。雪が積もってもビニール温室は加温せず。軒下チームのみ雪の時は室内へ移動といった感じでした。潅水は株の大きさ・状態を見て一ヶ月に多くても2回程度。自宅組は今年も同じ管理で全く問題なし。直径10cmに満たない小さな株も今のところノーダメージです。
今年は夏の無計画な鉢増しの結果、圧倒的にスペースが足りないので大株は埼玉県西部にある実家に預け、2週間に一回チェックに行く形で、順調に冬の折り返し地点を迎えました。しかーし、先日実家へ定期チェックに行くと大惨事を目のあたりにすることに。。。

実家の環境 
プチカの半強化ガラス温室(0.5坪)南向きで9時〜16時まで直射日光が当たります。温度計が電池切れで室内温度は現在計測不能。。潅水は実家に行った日の様子を見て月1回程度です。 


20161102

■ Qdyckia Garden 訪問 ■

Dyckiaの聖地 Qdyckia Gardenへ行って来ました!
訪問は10月21日でしたが、タイは年間通して日本の夏と変わらない気候ですので空港出た瞬間蒸し暑かったです。30度超えていました。Qさんに空港まで迎えに来て頂き車内で世間話をしながらも、早くDyckiaを見たいという気持ちを抑えるのでいっぱいでした。Qさんのガーデンに着いたときの衝撃は一生忘れないでしょう。おっさんになるとドキドキする事も減ってきますが、この日の私は初めて好きな女の子と手を繋いだ時くらいドキドキして、脳汁ブッシャーの興奮状態でした(いろんな汁を放出しこの日2回シャワーを浴び3枚のTシャツを消費しました)。


20161007

■ Dyckia 'Bone' ■


今年の春に導入して以来一番のお気に入りとなった D. 'Bone' D. ‘Brittle Star’F3から選抜された白くて細かい鋸歯が行ったり来たりする、その名の通り「骨」のような品種です。色・鋸歯・フォルムともう自分の好きな要素てんこ盛りです。好きなディッキアランキング不動の一位だったゴエリンギーを超えたかもしれません。。そんな我が愛するBone半年の成長の記録です。


20161006

■ サイン ■

たまに園芸店で売られているディッキアを見ると、サボテンもしくはユーフォルビアなどいわゆる多肉植物と同じ管理(用土と潅水頻度)をされていたであろうカピカピで可哀想な苗を目にする事があります。ディッキアは半乾燥地帯や強烈な日射しが降り注ぐ荒野・懸崖などにも生息しており元来乾燥に耐える力は持っていますが、耐えているだけで本来は水が好きな植物です。コンスタンチノ大先生のブログで自生地の写真を見ると増水したら完全に水没してしまうような川辺にも自生しています。ですので、多肉の用土・潅水頻度だと観賞用として綺麗に育てるのはなかなかに難しいかもしれません。強光線下でそのような管理を続けると、葉は徐々に茶色がかった(くすんだ)色に変色し、U字に閉じてきて、下葉・葉先の枯れも止まらなくなります。もし多肉・サボテン用のミックスコンポストをお使いでしたら夏場はかなり頻繁に潅水するか、腰水にするくらいでないとキツイと思います。冬場の管理には逆に都合が良いかもしれませんが...。ディッキアパイセンの中には小粒軽石にピートモスを混ぜただけの用土で素晴らしい状態に作り上げている方もいます(上級者テク)ので、用土は日照環境・潅水頻度のバランスを取れれば何でもOKと言えばOKで、最終的に「好み」となってきますが、一般的には排水性と保水性を兼ね揃えた用土を使うのが無難です。自分は赤玉土とゴールデン粒状+硬質用土(軽石・日向土・セラミスなど)+腐葉土もしくは培養土など有機質を株の大きさを見て適当に配合しています。
では、水が足りていないかの判断はどうしたら良いか?単純に用土に指を突っ込み、カラカラだったら水をあげればいいだけですが、用土が見えないくらい葉を展開している株は葉の状態をチェックして判断するしかありません。白いディッキアだとそれが分かりやすいので下の写真をご参照ください。白ディッキアに限らず水が切れてくると葉の地色が乾いた感じに赤みが増してきたり、黄色っぽくなってきます。太陽を沢山浴びて赤みが増してくる時の健康的な深い赤とは異なる、変な発色の赤なので毎日観察していれば何となく分かると思います。
左)約10日間水を与えなかった状態              右)潅水2日後        

20160910

■ ベアルート ■

こちらの記事を書いたのが2016年9月で現在2019年12月。
このブログ自体を放置しがちですが、記事ごとのページビュー数を確認すると、こちらの「ベアルート」の植え付けに関する記事がダントツで多いです。今読むと説明不十分な箇所、経験則からの科学的根拠のない箇所など多々ありますので、こちら訂正バージョンを作成し再アップいたします。少々(いや、結構時間かかるかも....)お待ち下さいませ。


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20160901

南国感

今年の8月後半は台風ラッシュでしたね。蒸し暑かった夏も台風が去ると同時に湿度は落ち着き、カラッとした秋の空気を感じられるようになってきました。少し寂しい気もします。まだまだ夏は終わって欲しくない!そんな気持ちを込めて南国感溢れるディッキアを。